『都市の顔』 / 2015

faceofcity01.jpg都市に人びとが集中し、世界的にも今後ますます都市の時代となる中、ICTを活用した都市の新たな魅力を考える。古今東西、そして未来、世界の印象深い都市・観光地には「顔」がある。それらは硬直しているがICTを活用すると進化を遂げる。 faceofcity02.jpgICTによって見聞きし、考え、話しかける能力をもった「都市の顔」。顔が造形物でリアルな実体。 その場所での人びと、出来事から入力されるビッグデータからその場所のかけがえのない個性が生まれる。 faceofcity03.jpg人びととコミュニケーションする能力は様々な機能・用途を生み出す。まずは「広告媒体」としての利用が主たる用途として考えられる。直接話しかけられる広告。 faceofcity04.jpg広告同様、行政情報や災害時の緊急情報などの告知にも活用される。指向性スピーカーで特定の範囲への告知も可能。 faceofcity05.jpg1対1での会話も可能。観光案内に活用される。AIが内容から判断して、口コミ効果が期待できるものは周囲に聞こえるようにしゃべる。 faceofcity06.jpg歌うこともできる。プロジェクションマッピングでアーティストの顔にすれば大きな顔でのライブが行える♪ faceofcity07.jpg大切な人へのメッセージを伝えることができる。ターゲットがエリアに入るとスポットライトで照らしだし、自分の顔がプロジェクションマッピングされ、プロポーズや告白ができる。 faceofcity08.jpg常に広場の人びとを見聞きしているので、行動調査やそのビッグデータからの学習(ディープラーニング)でまちづくりを提案したりする。また、その場所のビッグデータから方言や流行語を話すなど個性を育み、キャラクターが成長していく。

データ

所在地:未定(プロジェクト)
主要用途:都市の顔(広告、メッセージ、公演、調査など)
受賞:総務省「異能vation」プロジェクト平成27年度一次選考通過(2015)

 都市に人びとが集中し、世界的にも今後ますます都市の時代となる中、ICTを活用した都市の新たな魅力を考える。それは都市空間や建築にICTを組み込んで知的生命体のようにデザインすること、それを都市に出現させて新しいパブリックスペースをつくること。
 古今東西、そして未来、世界の印象深い都市・観光地には「顔」がある。それらは硬直しているがICTを活用すると進化を遂げる。
 人工知能(AI)をはじめ様々なICTを装備した「都市の顔」はその都市の人びとと日常的に触れ合うことで学習し、日々成長する。それはその都市の人びとと風土を反映し、育てられるキャラクター的存在であり、都市間競争・地方創生の時代の新たな都市のアイコンである。そしてそれはガウディのサグラダファミリアのように時を超えた壮大な都市の物語となる。
 この「都市の顔」は、都市の人びととコミュニケーションしていること自体がシームレスに様々な機能・用途(広告や観光案内、メッセージなど)を行うことにつながり、事業として成立する仕組みも備わっている。







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Design&Artwork Idea Competition(2014)

Location:Project(idea)
Main use:Robot(advertisement, message, entertainment, etc.)

It is a proposal for a public space of a city.
The building personified will support interactions of people and will induce event at plaza of city. Also, it will be served by the advertisement use.
We hope it will be realized somewhere in the near future.