渋谷駅桜丘口地区再開発計画 デザイン・アートワーク アイディアコンペティション / 2014
データ
所在地:東京都渋谷区桜丘町
主要用途:複合施設(再開発プロジェクト)
受賞:佳作入選(2014)
渋谷駅再開発の桜丘口地区で公募されたデザイン・アートワークアイデアコンペ応募案。駅から一番奥に位置する広場とそこに面する外壁、駅から広場への歩行者通路、歩行デッキがデザイン対象であった。
古今東西、そして未来、世界の印象深い都市・観光地には「顔」がある。渋谷に新しい顔をつくることをコンセプトに再開発ビルを巨像・ロボットに見立てた。
これは都市の舞台装置・広告媒体である。このロボットには「心」がなく、アートや音楽などのコンテンツやプログラミングをインプットすることで生き生きと大きく都市に表現することができる。夜間はプロジェクションマッピングで色々な顔に入れ替え、イベントや広告、告白にも使うことができる。
広場は「パブリックスペースからパブリックリビングへ」がコンセプト。つまり、管理上の問題で人を寄せ付けないデザインは止め、まずは人を寄せ付け、何かが起こるリビングような公共空間を提案した。管理上の問題はICT技術で対応する。また、広場に分散するデバイス(モニター、スピーカー、センサー、照明)を人びとの顔が見える広場中央の管理センターでコントロールでき、都市のDJさながらイベントを仕掛けることができる。それはいわば、建築とICT(情報通信技術)とコミュニティによる新たな都市空間の試みである。
建築的にはふるまいを誘発する凹凸と日除けでランドスケープとして広場をデザインし、パブリックビューイングはじめ、さまざまなPublic+~ingで交流を生み出す仕掛けとなっている。
ICT技術を活用したこれからの都市空間は環境でありながら主体でもある「主体的環境」となり得ることを予見した提案。
data
Design&Artwork Idea Competition(2014)
Location:Shibuya,Tokyo
Main use:complex
Prize:honorable mention